無題

嘘、建前

Illumination

1人たい焼きを頬張る土曜の夜

寒い?いや温かいよ 暖かい

 

意味も無く自転車を漕ぎ

意味も無く改札を抜ける

意味も無く過ごす時間 使うお金

立ち寄ったタワーレコード

絶望と夢が並んでいた

財布を見る 盤を見る 先を見る

4枚?嗚呼、4枚

必然のスクラッチ 消えた4枚

 

帰ったら何をしようか

音源聴く以外何がある

箱の中で座る ドアが開いた冷たさ

乗った駅も降りた駅も光ばっかり

アレには条件があるだろう

 

届くはずもない女性に

届くはずもない贈り物

届いた愛は未だ無く

届いた夢は未だ果たさず

 

電飾を横目に

 

この星空は君だけのために回る

 

なんてね、

 

 

 

 

最愛の果て

金を覚え、嘘を覚え

肩書きを覚える

 

なんとなくの人生には

なんとなくの結果しか残らない

恋が何だ 愛が何だ

分かってないわけじゃない

分かってないフリが好きだ

 

AM5:00の起床

暖房と教師の声、生徒の騒めき、夢中に

電話が何だ 嫉妬が何だ

分かりたくもない

分かったフリが好きだ

 

 

最愛の果て