無題

嘘、建前

Illumination

1人たい焼きを頬張る土曜の夜

寒い?いや温かいよ 暖かい

 

意味も無く自転車を漕ぎ

意味も無く改札を抜ける

意味も無く過ごす時間 使うお金

立ち寄ったタワーレコード

絶望と夢が並んでいた

財布を見る 盤を見る 先を見る

4枚?嗚呼、4枚

必然のスクラッチ 消えた4枚

 

帰ったら何をしようか

音源聴く以外何がある

箱の中で座る ドアが開いた冷たさ

乗った駅も降りた駅も光ばっかり

アレには条件があるだろう

 

届くはずもない女性に

届くはずもない贈り物

届いた愛は未だ無く

届いた夢は未だ果たさず

 

電飾を横目に

 

この星空は君だけのために回る

 

なんてね、